2011年11月10日

マーサの幸せレシピ(Bella Martha)

マーサの幸せレシピ [DVD]
東芝デジタルフロンティア (2003-05-23)
売り上げランキング: 18892

(2001年/ドイツ・オーストリア・イタリア・スイス)
監督:ザンドラ・ネッテルベック
出演:マルティナ・ゲデックセルジオ・カステリットウルリク・トムセン、マクシメ・フェルステ

個人的採点:75点/100点
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 『マーサの幸せレシピ』は『ザンドラ・ネッテルベック』監督によるヒューマンドラマ作品である。また2007年には主演『キャサリン・ゼタ=ジョーンズ』で『幸せのレシピ(No Reservations)』としてリメイクされている。

 勤めているフランス料理店のオーナーにカウンセリングに行くことを命令され、実際に毎週通っている『マーサ(マルティナ・ゲデック)』であったが、シェフとしては一流であった。ある日、自分を訪ねてくるはずだった姉とその娘の『リナ(マクシメ・フェルステ)』が事故に遭い姉が事故死してしまう。そして『リナ』を引き取ることになるのだが、その『マーサ』がいない時にオーナーは陽気なイタリア人シェフ『マリオ(セルジオ・カステリット)』を雇い始め、『マーサ』の心は揺さぶられていく・・・。

 作品に出てくる料理がどれも美しくとても美味しそうでお腹が空いてしまうだろう。私も観ていたらうっかりパスタが食べたくなってしまった(実際、作って食べた!)。また食器や調理器具などもさすがはヨーロッパというお洒落さで、料理の技術はないくせについつい買い揃えたくなってしまう、私にとってはそんな危険な作品でもある。自分の為に料理をするのは好きではないが、誰かの為に料理をする喜びを感じたことがある方には『マーサ』に親近感が湧くのではないだろうか。私はこの作品を観ていて料理を『作る』ことよりも『食べる』ことの方が大事だな、と改めて思わされた。

 こういった作品を観るとドイツ、イタリアなどヨーロッパの国々はアメリカ、日本に比べると大人な国なんだな、と思ってしまう。喜びも悲しみも知っていて、それでも淡々と毎日を楽しく生きているのだろうな、と感じるのだ。『マリオ』みたいな男性が日本人やアメリカ人だったら軽薄なだけだが、イタリア人だと深みを感じてしまうのだ。何というヨーロッパマジック(と言うよりはトリック)と言えなくもないが、やはりこれが歴史の違いなのだろうなあ、と思わされてしまう。

 ストーリーはよくある話だ。特に奇をてらったものでもないので、どこかで見聞きした事がある話と言えなくもないだろう。しかしこの作品に関して言うとそれだからこそ、作品の良さが際立っていると言えると思う。キャストも目立ったところはないのだが、『演じている』という感じがあまりない役に良くあったキャストであった。特に神経質そうなドイツ人女性である『マーサ』と陽気なイタリア人男性『マリオ』の対比は見事であったと思う。この作品が退屈に思えたなら、リメイクされた『幸せのレシピ(No Reservations)』を観てみることをオススメする。この作品の良さがきっとわかって頂けるはずである。

 最後にこの作品は音楽が最高に良かった。料理のシーンにも物凄く良くあっておりお洒落感満載である。その音楽の中から二曲を珍しくYoutubeから貼り付けてみるので聴いてみて欲しい。


 いかがだろうか。私自身、意識して『Keith Jarrett』を聴いたことがなかったので、これを機にしっかりと聴いておこうと思う。

 『マーサの幸せレシピ』はシンプルでよくあるストーリーだからこそ、その良さが際立つ作品であった。料理が好きな方には是非オススメしたい良作である。

posted by downist at 19:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | 洋画 − ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>ヨーロッパの国々はアメリカ、日本に比べると大人な国なんだな、と思ってしまう。
>やはりこれが歴史の違いなのだろうなあ、と思わされてしまう。

"歴史" とは何の歴史ですか?「国家としての」ということですか?
だとするならば、世界で最も"歴史"のある国家は我が国なのですが(次点のデンマークと比べても2倍以上で断トツです)ヨーロッパが日本に比べて大人の国とは一体どういう意味なんでしょうか。


根拠はデンマーク大使館のサイトにも記載がある通りです。

>デンマークは世界で2番目に古い君主国です。(一番古い君主国は皇室のある日本)
>http://japan.um.dk/ja/infor-about-denmark/denmark/history/
Posted by 通りすがり at 2015年04月04日 20:22
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