2011年10月13日

Jam Films 2

Jam Films 2 [DVD]
Jam Films 2 [DVD]
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アミューズソフトエンタテインメント (2004-12-24)
売り上げランキング: 44199


(2004年/日本)
監督:小島淳二高橋栄樹井上秀憲丹下紘希
出演:ラーメンズ(小林賢太郎片桐仁)、市川実日子麻生久美子大森南朋杉本彩

個人的採点:65点/100点
DMMでレンタルする
 4名の監督による、4の短編からなるオムニバス作品である。Jam Filmsシリーズの第二弾(その他の作品にJam Films、Jam Films Sがある)。

  1. 机上の空論 監督:小島淳二
  2. CLEAN ROOM 監督:高橋栄樹
  3. HOOPS MEN SOUL 監督:井上秀憲
  4. FASTENER 監督:丹下紘希


 『Jam Films 2』は上記の通り、日本の恋愛How toを胡散臭く紹介する『机上の空論』、無菌室に閉じこもる少女の薄味な物語『CLEAN ROOM』、ストリート系バイオレンス(というよりはチンピラ的)アクションにお笑い風味を付け足した『HOOPS MEN SOUL』、少年のグロテスクな現代社会への接触を描く『FASTENER』の4つの作品で構成されている。

 まず最近のDocomoのCMで『市川実日子』の魅力が理解出来ない方には是非『机上の空論』を観て頂きたい。彼女の不機嫌そうな表情は本当に魅力的だ。更に言うと、不機嫌そうな表情の後に見せる笑顔とのギャップが最高にチャーミングだと思う。ちなみに私は『片桐仁』とのラストの掛け合いのシーンがたまらなく好きだ。『机上の空論』にはその『片桐仁』と『小林賢太郎』による、私がDVD-BOXを買ってしまう程に好きな『ラーメンズ』も出演している。もうこれは面白くない訳がないのである。ただし、How toを笑いにするというのは手法としては新しくなく、この作品でも特に新しさを感じることはないのだけれども、完成度の高さが断トツだった、というのが私が楽しめた一番の理由だったと思う。

 その他の作品では『CLEAN ROOM』の『麻生久美子』は相変わらず素敵だったり、『HOOPS MEN SOUL』の『大森南朋』は珍しく善い人でない役だったりと、観るべき所はあったとは思うが、全体としては退屈な印象は否めなかった。ただ、キャスト的には上記に挙げている人以外にも『すほうれいこ』、『バナナマン(設楽統日村勇紀)』、『PENICILLIN(千聖O-JIRO)』、『ラッパ我リヤ(Q)』、『X-GUN(西尾季隆)』など、役者が本業でない人も多数出演しており、人によってはそのキャストを観るだけでも楽しめる方もいるのではないだろうか。

 『Jam Films2』は個人的には『机上の空論』を観るための作品であった。ただ、そうだとしても十分過ぎる程に『机上の空論』は楽しむことが出来る作品なのでオススメである。


関連リンク
・『THE JAPANESE TRADITION ~日本の形~ [DVD] / ラーメンズ
THE JAPANESE TRADITION ~日本の形~ [DVD] / ラーメンズ, 斉木しげる, 山咲千里 (出演); NAMIKIBASHI (脚本); NAMIKIBASHI (監督)


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posted by downist at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 − オムニバス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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