2010年09月12日

ぼくたちと駐在さんの700日戦争


(2008年/日本)
監督:塚本連平
出演:市原隼人佐々木蔵之介麻生久美子石田卓也加治将樹賀来賢人脇知弘冨浦智嗣小柳友

個人的採点:55点/100点
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 人気ブログ小説を『塚本連平』監督が『市原隼人』主演で映画化した青春コメディ作品である。

 1979年の田舎町を舞台に通称『ママチャリ(市原隼人)』率いる高校生グループと新任の『駐在さん(佐々木蔵之介)』とのイタズラの応酬が、やがて全面戦争と呼ばれるイタズラ戦争に発展していく・・・。

 出演陣は『佐々木蔵之介』を始め『麻生久美子』や『片桐はいり』などがいる事で若手俳優が多くても、安心して観る事が出来る。『市原隼人』は今、勢いのある若手俳優の内の一人だと思うが、この手のコメディ路線が一番似合っている様に感じる。彼が熱い男以外の役も出来る様になった時が楽しみである。

 この作品は『市原隼人』などの若さを前面に押し出した勢いが一番の魅力だろう。そのテンションの高い若さを見て懐かしむ、ベタと言っても良い青春コメディだ。私からみると20年くらい前の世代になってしまうし、これほどの田舎暮らしをした事はないのだが、それでも懐かしい感じを受ける事が出来る。それがベタな内容の良さでもあると思う。

 『ママチャリ』たちの会話の内容や、気になる女の子の前で自分の母親をおばさんと呼んでみたりする所は誰しもあるある、と思ってしまう部分がきっとあると思う。そう言った懐かしさを感じさせるエピソードや、ラストにある感動など、ツボは外していない。ベタならではの安心感の中で味わえる青春映画と言うのはなかなか心地良いとは思った。ただし、個人的には一捻り欲しかったと思ったのが、正直な所だ。私の様な捻くれ者が観るには少しストレート過ぎた様に思えてしまった。

 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』は気楽に楽しむ青春コメディ作品であった。『市原隼人』ファンは十分楽しめると思う。しかし、『麻生久美子』ファンとしては残念な感じである。



関連リンク
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posted by downist at 04:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 − コメディ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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