2010年08月16日

いちばんきれいな水

いちばんきれいな水 [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント (2007-05-25)
売り上げランキング: 59950

(2006年/日本)
監督:ウスイヒロシ
出演:加藤ローサ菅野莉央カヒミ・カリィ南果歩田中哲司

個人的採点:45点/100点
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 『古屋兎丸』の原作を『加藤ローサ』主演で映画化した作品。

 小学6年生の『夏美(菅野莉央)』には、11年間眠り続けていた姉の『愛(加藤ローサ)』がいた。ある日両親がいない時に突然、『愛』は目覚めるが、『愛』の心は11年前のままであった。そんな『愛』に振り回されながら『夏美』は特別な夏を過ごす事になるのだが・・・。

 個人的には『加藤ローサ』よりも『カヒミ・カリィ』目当てで観た作品である。『カヒミ・カリィ』は当時30代後半であるが、相変わらず美しい女性だった。しかし、美しいが女優として観る事が出来たか、と問われれば否である。私にはミュージシャン『カヒミ・カリィ』の延長線上としてしか観る事が出来なかった。それはまた、『加藤ローサ』にも同様の事が言えると思う。『加藤ローサ』の場合、個人的にはやはり『ゼクシィ』のTVCMが一番輝いていた様に思える。彼女の出演した作品では『夜のピクニック』を観た事があるが、正直彼女の印象はほとんどない。『加藤ローサ』は確かに可愛らしくチャーミングな女性だとは思うが、映画と言う舞台には似合わない様に思える。TVCMやPVなどが一番合っているのではないだろうか。

 『夏美』役の『菅野莉央』は本作では間違いなく一番素晴らしい演技をしているのではないだろうか。本作以降もドラマには随分と出演しており、まだまだ若いので今後も期待したい。

 この作品はもう少し、ファンタジー色を強くした方が良かった様に思える。『愛』が11年ぶりに起きると言う事もそうだが、それ以降の扱いが余りにも現実離れし過ぎている。『愛』が起きる時間が夜だけ、などの設定にしてあればもう少し非現実的な世界に出来たはずだと思うのだが、いかがだろうか。

 ただ、後半以降舞台が『いちばんきれいな水』のある場所に移ってからは舞台自体のファンタジー色が強いので、映像の綺麗さ、『加藤ローサ』の表情なども相まって印象的なシーンになっている。前半の設定がもう少し上手くいっていれば、もっと盛り上がったと思えるだけに残念だ。

 『いちばんきれいな水』は『加藤ローサ』をピュアな心で見守る作品であった。観る方にピュアな心があればきっとそれなりに楽しめるだろう。



関連リンク
『加藤ローサ TVCM ゼクシィ』(YouTube)

・『Wsamarus 2001(古屋兎丸)』

Wsamarus 2001 (Cue comics)

Wsamarus 2001 (Cue comics)

  • 作者: 古屋 兎丸
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: コミック



・『It’s Here : カヒミ・カリィ

It’s Here

It’s Here

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2010/06/09
  • メディア: CD





posted by downist at 05:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 邦画 − ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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