2010年07月13日

フーリガン(HOOLIGANS)

フーリガン [DVD]
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メディアファクトリー (2006-12-08)
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(2005年/アメリカ・イギリス)
監督:レクシー・アレクサンダー
出演:イライジャ・ウッドチャーリー・ハナムレオ・グレゴリークレア・フォーラニ

個人的採点:75点/100点
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 2002年のワールドカップ日韓大会の開催前には日本に大挙して押し寄せるかもしれない、とTVなどで取り上げられ一躍有名になった『フーリガン』と言う言葉であるが、この作品はその『フーリガン』と呼ばれる青年たちを描いている。


 ハーバード大でジャーナリズムを学び、卒業間近だった『マット(イライジャ・ウッド)』は『ジェレミー(テレンス・ジェイ)』の身代わりにされ退学処分となる。傷付いた『マット』は姉である『シャノン(『クレア・フォーラニ』)』の住むイギリスに渡る。そして『シャノン』の家で彼女の義弟である『ピート(チャーリー・ハナム)』に出会う。『ピート』は『ウェストハム・ユナイテッド』のサポーターでありファームと呼ばれる集団であるGSEのリーダーであった。『マット』はGSEのメンバーと行動を共にする事により、彼らに魅かれていくのだった・・・。


 まずは、この作品の監督『レクシー・アレクサンダー』が女性だと言う事に驚いた。フーリガンの世界と言えば男の世界という印象があった事と作品の内容もかなり暴力的である事がその理由である。特にラストの殴り合いのシーンなどはなかなか他の作品でも観る事が出来ない程に痛々しいシーンもある。暴力的なシーンが男性でしか撮れないとは全く思わないが、女性がこれ程に思い切る事が出来るのは新鮮な驚きでだった。


 キャスティングはかなり良かった様に思う。観るまではフーリガンの映画に『イライジャ・ウッド』が主演すると言う事に疑問であったが、観てみるとその設定に納得であった。凄く喧嘩も弱そうで、はまり役だったと思う。ただ、その喧嘩の弱そうな所が災いしたのか、最後の『ジェレミー』に拳を振り上げるシーンでは残念ながら全く迫力を感じなかった。また『ピート』役の『チャーリー・ハナム』の存在感は物凄かった。この作品は彼あっての物だった様に思う。今後の作品に期待大である。


 決して暴力やフーリガン的な行為を肯定する訳ではないが、この作品は物凄く格好良かった。『トレインスポッティング』を観た時と同じ様な感覚であったと言える。(少し褒め過ぎだが)日本ではJリーグの歴史も浅いのでまだそれ程感じる事はないが、ヨーロッパではクラブの地域的・階級的・宗教的な対立がある事が少なくない様だ。この作品ではその辺りの根源の部分は特に語られていない。よって、対立抗争が日本で言うと暴走族の対立程度でしか見えてこなかった。根源的な部分まで語られると作品にもっと深みが出た様には思った。


 『フーリガン』は暴力的なシーンがほとんどではあるので、誰にでも薦める事が出来る訳ではないが青春映画としてのレベルも高い良作であった。



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posted by downist at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 − ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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