純喫茶磯辺 [DVD]posted with amazlet at 12.03.10メディアファクトリー (2009-02-06)
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(2008年/日本)
監督:吉田恵輔
出演:宮迫博之、仲里依紗、麻生久美子、濱田マリ、和田聰宏
個人的評価:75点/100点
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『純喫茶磯辺』は『吉田恵輔』が監督、『宮迫博之』、『仲里依紗』、『麻生久美子』が出演するコメディ作品である。
『磯辺裕次郎(宮迫博之)』は、妻(麦子『濱田マリ』)に家を出て行かれてからというもの、娘の『咲子(仲里依紗)』と父娘二人で暮らしていた。ある日、『裕次郎』は父親の急死で多額の遺産を手にすると、仕事を辞め突然喫茶店を始めることを決意する。『咲子』からはいい加減としか見えない『裕次郎』の考えだったが、『裕次郎』は『純喫茶磯辺』を開店させる。すると『素子(麻生久美子)』がバイトとしてやってくる。『裕次郎』は『素子』に夢中になってしまうのだが・・・。
『麻生久美子』はやはり良い女優だと思う。この作品でも『素子』という何とも言えない役を見事に演じていた。『麻生久美子』以外の女優ではこの役は務まらなかったに違いない。『麻生久美子』の様な綺麗な女性が『時効警察』での『三日月しずか』で代表される様な「でへへ」笑いが似合う事なんて普通はない。『麻生久美子』の凄さはそんな役でも、『夕凪の街 桜の国』の『平野皆実』や『ハーフェズ ペルシャの詩』の『ナバート』などの静かな美女でも輝ける事だ。
また、他の出演者も良かったと思う。若手女優の中での注目度ではかなり上位であろう『仲里依紗』も素に近いのかも知れないが良かった。彼女の女子高生以外の大人の女性役を是非早く観てみたい。女子高生以外の役もやっているが、アレは少し例外扱いだと思うので・・・。
『宮迫博之』はもう芸人扱いは出来ないと思う。恐らく、凄く器用な人なのだろう。きっと何をやらせても上手に違いない。羨ましい話である。
ストーリーとしては特に言う事のないものではあるが、まとまりも良く飽きさせない。このテンポの作品だと眠くなる人も多いかと思うが、この作品に関してはゆるい空気が流れつつも寝るまで行かない、と言うかなりリラックス出来る作品だと思う。平日の夜でも気軽に観れる作品だ。
『純喫茶磯辺』はキャスティングの時点で成功、という様な演技上手な役者陣で安心感のある、ゆるい空気のコメディ作品であった。『仲里依紗』、『麻生久美子』どちらかのファンならば、この作品は絶対に外せない。
関連リンク
・『時をかける少女』
・『Riisa films』
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