ゴーヤーちゃんぷるー [DVD]posted with amazlet at 12.03.10UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(D) (2008-01-09)
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(2005年/日本)
監督:松島哲也
出演:多部未華子、風吹ジュン、下條アトム
個人的採点:60点/100点
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児童文学作家である『竹内紘子』の小説『まぶらいの島』を『松島哲也』監督が映画化した作品である。
『ひろみ(多部未華子)』は学校でいじめにあい、不登校になってしまう。『ひろみ』の母・『喜美子(風吹ジュン)』は彼女が2歳の時に家を出て行き、そして父は事故でなくしていた。彼女は祖父母との3人暮らしをしていた。そんな時、ネット上で知り合ったメル友の『ケンムン(武田航平)』は西表島のダイバーズショップでインストラクターをしているという。西表島は母『喜美子』が住む場所でもあった。『ひろみ』は『ケンムン』と『喜美子』に会うために祖父母に黙って一人家を出た・・・。
全体的に画面が暗い印象のある作品だ。きっともっと輝いているだろう西表島の太陽もくすんでしまって観える。明るいテーマではないので、余計に暗くなってしまっているのが残念に思えた。西表島の自然がテーマではないからかも知れないが、せっかくの美しい自然なのだから、美しくみせて欲しかった。そうすれば、暗い表情の『ひろみ』との対比がより鮮明になったのではなかっただろうか。
原作を読んでないので何とも言えないのだが、ストーリーとしては『ひろみ』のいじめとそこから立ち直る事がメインテーマと言う訳ではないのだろう。生きる事、生と死がメインテーマだったのではなかったか。ただ、それにしては『ひろみ』と『喜美子』の母娘の問題など重いテーマが詰め込まれすぎているので、随分と浅くあっさりとした味付けでみせられてしまった様に感じられる。まあ、それが『ちゃんぷるー』なんだよ、と言われたらそれまでなのだが。
『多部未華子』を含めて演技はイマイチなシーンが多かった様に思う。素朴な感じがなくはなかったが、もう少し何とかならなかったのだろうか。ただ、『多部未華子』の一生懸命走っているシーンは良かった。『ルート225』の時もそうだったが、こういう美少女は一生懸命走っているシーンが良く似合うと思うのは私だけだろうか。
『ゴーヤーちゃんぷるー』は16歳の『多部未華子』の魅力が感じられる作品であった。『多部未華子』ファンは必見である。あ、ちなみに私、『多部未華子』がタイプである。
関連リンク
・『まぶらいの島』
・『ルート225』
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