少年メリケンサック スタンダード・エディション[DVD]posted with amazlet at 12.03.10VAP,INC(VAP)(D) (2009-08-07)
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(2009年/日本)
監督:宮藤官九郎
出演:宮崎あおい、田口トモロヲ、佐藤浩市
個人的採点:30点/100点
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『少年メリケンサック』は『宮藤官九郎』が脚本・監督を務め『宮崎あおい』が主演するコメディである。
レコード会社で新人発掘をする『かんな(宮崎あおい)』は、インターネットのサイトでパンクバンドのライブ映像を見付けた。彼女は『少年メリケンサック』と呼ばれる、そのバンドをスカウトしようとするも、実はバンドは25年前に解散しており、契約交渉の場に現われたのは50歳を過ぎた酔っ払いのおっさん『秋夫(佐藤浩市)』だった。しかしそんな状態だったにも関わらず、既に全国ライブツアーが組まれてしまっており、『かんな』は引くに引けない状況になってしまった・・・。
感想文が高評価な映画ばかりだと何なので、ここらで低評価な映画でも。という訳ではないのだが、ここ最近観た映画の中ではダントツで面白くなかった。いや、詰まらなかった。120分間、『宮崎あおい』を観る為だけに費やしたと言っても過言ではない作品である。
『宮崎あおい』は間違いなくカワイイ。そしてこの映画でも頑張って演技をしていると思う。でも、やはりそれだけでは映画は面白くはならない。ちなみに個人的採点の30点分は全て『宮崎あおい』の分である。
きっと私は『宮藤官九郎』の脚本が嫌いなのだと思う。世間的な売れっ子を否定する気は更々ないのだが、やはり肌に合わないと言う感覚は存在する。『舞妓Haaaan!!!』は監督ではなく、脚本のみ『宮藤官九郎』であるが、あの作品も今回と同じ様にただただ冗長と言う印象だった。(しかも、あの作品は無駄にテンションが高いので更に酷い)個人的には『宮藤官九郎』は映画と言うよりはTVドラマの脚本の方が絶対に合っていると思う。それなら自動的に尺も短くなるであろうし。
ちなみにフォローと言う訳でもないのだが、『宮藤官九郎』は演者としては結構好きである。『クワイエットルームにようこそ』などは周りの役者も巧かったが、その中でそれ程見劣りする事はなかったと思う。
音楽ネタの映画が大好物の私にとってはこの映画は要素的にみれば、かなりのヒットなはずだ。しかも出演者陣はかなりの顔触れである。豪華過ぎる。それでも何も響かなかった。これが90分程度で終わってくれればまだ救われたのだが、120分である。長過ぎる。また、パンクな話と言う事だが、これのどこがパンクなのか全然理解出来なかった。『峯田和伸』や『向井秀徳』がこの内容をパンクと認めてクレジットされているのであれば残念でならない。
『少年メリケンサック』は『宮崎あおい』以外、特に観る所のない作品であった。
関連リンク
・『舞妓Haaaan!!!』
・『クワイエットルームにようこそ』
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- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- メディア: DVD
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