2010年06月13日

HOT FUZZ −俺たちスーパーポリスメン!−

ホットファズ -俺たちスーパーポリスメン!- [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル (2012-04-13)
売り上げランキング: 2420

(2007年/イギリス)
監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグニック・フロストジム・ブロードベントティモシー・ダルトンビル・ナイ

個人的採点:100点/100点
DMMでレンタルする
 『ショーン・オブ・ザ・デッド』の『エドガー・ライト』監督と『サイモン・ペッグ』のコンビによるアクションとサスペンスの要素をコメディに詰め込んだ様な作品である。


 『ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)』はロンドンのエリート警官だった。頭脳明晰、スポーツ万能、検挙率は4倍という彼は余りにも仕事が出来過ぎる為に田舎に左遷されてしまう。田舎町でも、それまでと同じ様に犯罪に対して厳しい彼は浮いた存在となってしまう。しかし、そんな田舎町で不自然に事件が続く。周囲の人間は事故として処理するその不自然な事件を追求すると、穏やかな田舎町の恐ろしい秘密が見えてくる・・・。


 さて、文句なしに面白い作品だと思う。ただしかなりグロいシーンもあるので、お子様やそういったシーンが嫌いな方にはお勧め出来ない。ちなみに私もグロいシーンは大の苦手なのだが、この作品はその部分を考えても面白過ぎるのでアリである。また基本コメディなのだが、色々な要素を詰め込み過ぎてる感は否めないので軽い映画を観たい、と言う時にもお勧めはしない。はまれば何回か観たくなってしまう中毒性のある作品だろう。

 この作品と同様の『エドガー・ライト』監督と『サイモン・ペッグ』のコンビでの作品である『ショーン・オブ・ザ・デッド』も観ているのだが、そちらはタイトルの通りゾンビ要素が強過ぎたので個人的にはこちらの方が好みであった。ただ、どちらの作品にしても言える事はテンポ良く笑える作品だと言う事だ。


 恐らくこの作品は映画を良く知っている人の方が楽しめるのではないだろうか。色々な方のレビューなどを読むと『パロディ』が詰め込まれた作品と言う事になっていたのだが、残念ながらあまり映画を知らない私にはどこからどこまでが『パロディ』なのかはわからなかった。これは『僕らの未来へ逆回転』を観た時にも思ったのだが、映画ファンならではの映画の楽しみ方と言うのはどの位映画を観れば出来る様になるのだろうか。私には当分の間訪れそうにない。

 また、『パイレーツ・ロック』の時などにも思う事なのだが、この作品も英語を聴いてそれを理解出来れば何倍も楽しい映画なんだと思う。字幕では7〜8割程度しか楽しめていないのではないだろうか、と英語の理解出来ない自分に悲しくなったりした。


 前半はコメディ要素が強いので気を抜いて観ていると多くの伏線を見逃してしまうかもしれない。気を張り詰めて観る映画ではないが、登場人物の胡散臭さから後半に控えるサスペンス部分を想像しているとより楽しめるだろう。
 後半はサスペンスからアクション要素が強くなるのだが、田舎町での銃撃戦はそのメンツが凄まじい。そのシーンを観るだけでテンションが上がるし、笑える。特におばあちゃんが自転車に乗りながら2丁拳銃をぶっ放すシーンには爆笑してしまった。

 『HOT FUZZ』は0点か100点かという、好き嫌いがハッキリわかれそうではあるが、はまれば非常に楽しめるだろう作品であった。



関連リンク
・『Shaun of the Dead

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD




posted by downist at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 − コメディ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック