2010年06月10日

INTO THE WILD

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
Happinet(SB)(D) (2009-02-27)
売り上げランキング: 3882

(2007年/アメリカ)
監督:ショーン・ペン
出演:エミール・ハーシュマーシャ・ゲイ・ハーデンウィリアム・ハートジェナ・マローン

個人的採点:90点/100点
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 『INTO THE WILD』は『ジョン・クラカワー』のノンフィクション小説『荒野へ』を『ショーン・ペン』が映画化した作品である。


 『クリストファー・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)』は大学を優秀な成績で卒業し、ハーバードのロースクールに進学する事も可能な前途を嘱望された若者だった。しかし彼は全てを投げ捨て、誰に告げるでもなく旅立った。各地を放浪した彼が目指したのは北、アラスカの荒野である。彼は大自然の中で自分を、そして家族を振り返り必死に生きていく。そんな彼を待ち受けるものは・・・。


 『ショーン・ペン』の監督作品と言う事気になっていたのだが、残念ながら映画館で観る事が出来なかった作品だ。アラスカの大自然は観ているだけで圧倒的である。これこそ大きな画面で観るべき映像だと思った。現状、BD版は発売されていない様なので、是非BD化して頂きたいものだ。


 主演の『エミール・ハーシュ』は役作りの為に大幅な減量をしたと言う事もあってか、役に入り込んだ演技をみせてくれていた。ただ、原作と実際の『クリストファー・マッカンドレス』の性格のせいだろうが、あまり好きになれない若者像であった。20歳を超える年齢にしては余りにも純粋というか、自分の視点しか持っていない様にみえたのだ。14,5歳ならともかく、彼くらいの年齢では「公平」で自分以外の視点(広い視野と言う意味ではない)を持って欲しかったものだ。


 ストーリーの後半、『クリストファー・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)』が再び世界と交わる決意をした時、河の増水に帰還を妨げられたのは観ていて悲しくなった。彼は自分から物質世界と交わる事を拒否したのだが、そのシーンを観た時には彼は拒否された側だったのではなかったのだろうか、と思えてしまったのだ。彼は物質世界に戻ったとしたら、その後幸せに暮らしていけたのだろうか。


 『INTO THE WILD』は雄大な大自然の映像を観るだけでも価値がある映画であった。物質世界のど真ん中にある日本に住む、高校生くらいの若者には是非観る事をお勧めしたい一本だ。



関連リンク
・『荒野へ(和書)』

荒野へ (集英社文庫)

荒野へ (集英社文庫)

  • 作者: ジョン・クラカワー
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/03/20
  • メディア: 文庫



・『INTO THE WILD(洋書)』

Into the Wild

Into the Wild

  • 作者: Jon Krakauer
  • 出版社/メーカー: Anchor
  • 発売日: 1997/01/20
  • メディア: ペーパーバック




posted by downist at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 − ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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